有名チェーン店の料理を家まで配達してくれるデリバリーサービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」。元々、アメリカ合衆国から始まったサービスだが、今や日本でもサービスが開始され、世界中から最も注目されているデリバリーサービスとなっている。
そんな人気なデリバリーサービスであるが、一部利用者からは、ドライバーの配達のやり方が酷いと言われていたり、料理がぐちゃぐちゃになっているなどの声も寄せられているようだ。
今回は、そんなUber Eatsの真相を明かすため、僕がUber Eatsを利用してみた感想をお話していこうと思います。
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Uber Eats(ウーバーイーツ)を利用してみた|感想
休日の日、僕は巷で噂のUber Eatsを利用してみた。本当は仕事の昼食時に利用しようと思ったが、初めての注文だったので面倒な事があっても良いよう、あえて休日の日に利用することに。
まずは、Uber Eatsアプリをインストールして初期登録。電話番号とメールアドレスだけで出来たので意外と簡単だった。そして、受け取り場所の住所登録は、Amazonのように何個も設定できるようになっていた。つまり、友達の家や会社であろうが、料理を届けてもらえるということだ(笑)
では、順番に感想をお話ししていこう。
提携店舗が多かった

注文画面を見てまず思ったのがUber Eatsが提携してる店舗の多さだった。Uber Eatsには、利用できる対象エリアがあるんだけど、僕が住むエリアは対象エリアギリギリの場所であり、田舎寄りの場所だったので、注文できる店舗数に関しては正直あまり期待していなかったのだが・・・
そんなギリギリのエリアでも、大手ファーストフード店、中華料理店、和食・洋食店、カフェ、ラーメン店、タピオカ店など数多くの店舗の料理が注文できるようになっていた。
僕のエリアは都内と比べたら割と田舎寄りなんだけど、それでもこれだけ店舗数が豊富だったとは驚いた。
スタバを注文してみた

アプリ内の操作は簡単だった。人気店もピックアップされてて、検索機能もついてるし、探したい店舗はスグに見つかりやすい印象。この点も個人的に評価が高いかな。
そして、数多くある店舗の中で僕はスターバックスから注文することにしました。最近ずっと行ってないからね・・・これを機に頼もうかなと。
スタバと言えば、やっぱりアイスカフェモカとメルティチョコナッツスコーンの2点かな。個人的にこの組み合わせは最高なんだよね。
カスタマイズできることに驚いた
スタバって、1つのドリンクに対して色々カスタマイズ出来るようになっている。例えば、ホイップクリームを乗せたり、増量したり、チョコソースかけてもらったりなど。世間では「裏技」とも言われている。
そういったスタバのカスタマイズがUber Eatsでもできてしまうことに驚いた。

実店舗で注文する時、ついついカスタマイズを忘れてしまうことはよくあるので、ドリンクのカスタマイズ指示があるUber Eatsなら忘れることもない。Uber Eatsの良いところである。
初回注文の支払いが1000円引きされた
アイスカフェモカとメルティチョコナッツスコーンの2点を頼み税込み766円。さらに、配送料50円とサービス料77円がプラスされたので、お会計は税込み893円だった。

さらに、Uber Eatsではプロモーションコード(eats-7atzhz)を入力することでもらえる初回注文限定1000円引きクーポンがあったので、893円のお会計を127円で購入することができた。これ普通に嬉しい。
ちなみに、配送料50円とサービス料77円の分はクーポン適用外とのことなので、127円分は支払わないといけない。今思えば、あと234円分は何か購入できましたね。ちょっと後悔してます(笑)
支払い方法はキャッシュレスが一番

支払い方法は、現金、クレジット・デビットカード、LINE Pay、Pay Payを選択できた。決済手段は種類豊富だが、コレは絶対にクレジット・デビットカード決済が良いだろう。
Uber Eatsのドライバーってアルバイトとして配達しているワケで無く、個人で行っている仕事。つまり、当然おつりもドライバー自身で用意しなければならない。十中八九、おつりの受け渡しにトラブルは付きやすいだろう。
なので僕は、トラブルが起こることのないカード決済で支払うことに。それに、カード決済なら現金取引が無くなるので取引時短にも繋がるのだ。
ドライバーとの取引がめっちゃ早い
注文すると、アプリ内でドライバーが到着するまでの大凡の時間が表示されるんだけど、その時は20分程かかると書かれていたが、実際は10分程で到着した。このように、例外的に速いこともあるようだ。
そして、取引の瞬間。

ドライバーは「ありがとうございました〜」の一言と同時に料理を渡し去っていった。顔を覚えることも出来ないくらいの速さで取引が終わったのだ。たった5秒くらいの取引だったかな(笑)
判子を押す必要もない。事前にクレジットカード決済をしたから現金を支払う必要もない。ただ受け取るだけ!
コミュ障な僕としては嬉しいな。
最高に気分が良い
スタバの飲み物を足を運ばずに、そして127円で買えたワケだけど、非常に気分が良い。まるで、高校生の頃に焼きそばパンを買いに行くよう後輩にパシリさせた時のような気分になれた。
こんな気分は絶対Uber Eatsでしか味わないんだろうなと思います。他にも、マクドナルドや大戸屋があるから、これからの注文が楽しみだ。
Uber Eatsがスゴイと思ったところ|メリット
そんなこんなでUber Eatsを利用した僕ですが、ここからはUber Eatsのスゴイと思ったところをまとめてお話します。
置き配の対応が可能

置き配とは、注文品を玄関前に置いてもらい、ドライバーと非対面で取引する方法のこと。元々、Amazonから始まった話題のサービスだが、Uber Eatsでも置き配が利用できるのだ。
2020年から新型コロナウイルスが流行り始めて、人との接触が怖くなる時代になった。そんな世の中で置き配は絶対に欠かせないサービス。逸早く置き配サービスを実施したUber Eatsはマジで有能だと思う。
お得なクーポンが多い
Uber Eatsに登録していると、メールアドレス宛にクーポンが不定期で受信されるようになっている。そして、Uber Eatsが配信するクーポンは基本的にお得なモノばかりだ。
例えば、先ほど話した、プロモーションコード(eats-7atzhz)を入力して貰える初回限定1000円引きクーポンもそうだ。配送料とサービス料の分は適用外だけど、それでも最大活用できれば100~200円程度で注文できる。お店に足を運ぶよりも安いっていうのがスゴいですよね。
初回注文だけを狙ってUber Eatsを利用しても良いくらいお得だと思う。
他にも「1つ頼むともう1つ無料」や「30%オフのクーポン」などが配信されており、マジでお得なクーポンが多いっていうのがUber Eatsの良いところですかね。マクドナルドのポテトLサイズクーポン並にお得なクーポンが多い印象。
外で受け取れる
これは他の宅配サービスには絶対ない特徴の一つ。Uber Eatsは家で受け取れるだけでなく、外でも受け取れるのだ。きちんと住所が明確な場所であればどこでも受け取れるのです。
実際に僕もコンビニの前で受け取ったことがあります。
友達が待ち合わせ時間に遅刻して、待ち時間が長引いてしまった時に外受け取りを利用しました。おかけで、「コンビニから離れた時に友達が来てしまったらどうしよう」という不安が解消できました。この時は本当にUber Eatsは神サービスなんだなと思いました(笑)
Uber Eatsのデメリットを考えてみる
さて、ここまでUber Eatsの感想を長々と話しましたが、そんな優秀なデリバリーサービスに欠点はあるのか?を考えてみました。
対象エリアがちょっと狭い
Uber Eatsが利用できる対象エリアは約14都道府県ほどしかありません。それも一部地域のところが多いです。まだ、日本に上陸してから間もないので無理もないですが、田舎はもちろん飲食店が少ないエリアはほとんど対応していません。ちなみに、東京都内は基本的にどこでも利用できます。
配達員は雇用主ではない
Uber Eatsの配達員はアルバイトでもなければ正社員でもありません。Uber Eatsとの直接的な雇用関係はなく、個人事業主として仕事を委託されている個人。業務提携した個人です。
つまり、配達員と注文者の間で問題やトラブルが発生しても、Uber Eatsには責任は無いので、配達員との間でトラブルを解決するか、警察に連絡して解決するしかないのだ。ちなみに、Uber Eatsの規約にも以下のように責任は一切負わないことが記述されている。
本アプリケーションまたは本サービスの利用を通じてリクエストが行われる輸送サービスの品質については、ユーザーに輸送サービスを提供する輸送業者が責任を負います。Uberは、輸送業者が提供する輸送サービス、または輸送業者の側の作為、行為、行動、言動、過失に関連または起因する損害に対して責任を負いません。ユーザーは、輸送業者が提供する輸送サービスに関する苦情を、輸送業者に提出するものとします。
ただし、商品が間違っていたり、不足していたりなど、店舗側に問題があった場合に関しては、きちんと返金対応してくれるそうです。
いずれにしても、Uber Eatsの利用者側は「配達員-Uber Eats-提携店舗」の3連携を、しっかり理解しておく必要があると思います。
Uber Eats問題|悪評の理由
ここまで、Uber Eatsのメリット・デメリットをお話ししましたが、ここからは噂のUber Eats問題についてお話ししよう。
Googleで検索しても出てくる通り、「Uber Eats」と検索すると関連ワードに「問題」、「酷い」、「ぐちゃぐちゃ」などが出てくると思う。なぜ、Uber Eatsは悪い評判が強く広まってしまったのか。
それは、SNSで投稿されているドライバー失態の拡散ツイートが原因だ。一番大きい事件として注目を浴びたのは「つけ麺ぐちゃぐちゃ事件」である。
Uber Eats頼んだら、配送30分ぐらい遅れたうえに、スープこぼされてグチャグチャになってたから受取拒否したら、マンション共有部分に投げ捨てられてた。かなりありえないんだけど、サポートに連絡したら、個人事業主だから関与できない、勝手に警察に連絡しろの一点張り。ありえない…。@UberEats_JP pic.twitter.com/MxqpA46x3t
— Junya ISHINO/石野純也 (@june_ya) October 5, 2019
これは2019年10月の出来事で、配達員が「30分遅れた上、マンション共有部分に注文品をバラ撒いた」という投稿内容だ。
細かく説明すると、配達員は1度の配達で2件分の料理を配達(ダブルピック)しており、事件が起こったのは2件目の配達先だったそうだ。僕も一度ダブルピックで配達をしたことがあるが、1件目から2件目までの距離が遠いと、2件目の配達に遅延が発生しやすくなっている。
配達員が30分遅れてしまった原因はおそらくその”ダブルピック”にあったと言える。
料理は注文者の元に届いたが、30分も遅れた料理はぐちゃぐちゃに形崩れしていたそうだ。対して注文者は受け取り拒否。そんな流れだ。
しかしこの事件、真相が全く見えていないのが現状だ。
注文者はTwitterにて「投げ捨てられた」と表現しているが、実のところ、配達者が本当に注文品を投げたという事実は明らかではない。
「スープがこぼれている」という表現もあるがココも疑問だ。注文先の店舗の梱包は配達しても溢れないような頑丈な容器と他のメディアでも検証されている上、肝心の証拠写真を見ても溢れている様子はない。
さらに、投稿主の後々のツイートにも疑問が湧き上がる。(以下参照)
全然謝る必要はないです。個々の配達員が悪いわけではないのは分かってますし、ちゃんと気持ちよく届けてくれる方も過去にはいましたし、マッチングしているサービスというのも分かってますから。ただ、本体の対応として、それはいくらなんでも無責任すぎではというのが怒ってる部分です。 https://t.co/84GRmaZHjb
— Junya ISHINO/石野純也 (@june_ya) October 5, 2019
投稿主は配達者が30分遅れてしまった理由(ダブルピックのこと)も十分理解しており、遅れてしまうことはしょうがないと述べていた。
ではなぜ、配達主は「30分遅れた上に」と余計な一言を添えたのだろうか。まるで、Uber Eatsドライバーの印象を悪くさせるような言い方だ。つまり、真実が明かされていない以上、投稿主が黒である可能性も見えてくるのだ。だからと言って投稿主を責めるのもおかしい話ではある。
結局、この件が大きく世に出たことが原因で、Uber Eatsの評判は悪い方向へと進んでしまった。
世間は例のツイートだけを見て「Uber Eatsの配達員ってクソだな」と判断しているが、僕は間違っていると思う。もしかしたら、配達員にしかわからない真実があるかもしれないのに、嘘か本当かわからない情報でUber Eatsを罵倒するのは絶対おかしい。
Uber Eatsは普通に神サービスだと思う
Uber Eatsを保護するワケではないが、「SNSで発信されている噂如きで、Uber Eatsは酷いサービスだ」と捉えるのは、あまり良いようには思えません。
色々と言われ放題なUber Eatsであるが、初見出しの感想でも述べたように僕は神サービスだと思う。
「配達が速さ」、「中身の安定性」、以前に「数多いお店の料理を足を運ばずに家で食べれる」というサービス自体に感動してる。外食する必要も無くなったし、本当便利な世の中になったと。
これからUber Eatsを利用しようと思っている方にも、念を押して言っておく、「涙がでるほど便利」と。